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PROGRAM

プログラム

DAY1
10.8(火)
09:45-19:45
9:45-10:00

開会挨拶

SPEAKER

  • 花岡 和佳男

    株式会社シーフードレガシー
    創立者/代表取締役社長

    株式会社シーフードレガシー
    創立者/代表取締役社長

    花岡 和佳男

    フロリダの大学にて海洋環境学及び海洋生物学を専攻。卒業後、モルディブ及びマレーシアにて海洋環境保全事業に従事し、2007年より国際環境NGO日本支部でサステナブルシーフード・プロジェクトを企画・始動・牽引。独立後、2015年7月に東京で株式会社シーフードレガシーを創立し、CEOに就任。「海の自然・社会・経済の繋がりを象徴する水産物(シーフード)を、豊かな状態で未来世代に継ぐ(レガシー)」ことをパーパスに、環境持続性及び社会的責任が追求された水産物をアジア圏における水産流通の主流にすべく、国内外の水産業界・金融機関・政府・NGO・アカデミア・メディア等の多様なステークホルダーをつなぎ、システム・シフトに取り組んでいる。
    世界経済フォーラム Friends of Ocean Action メンバー(2021〜)、Global Fisheries Transparency Coalition 運営理事(2022〜)、
    IUU漁業対策フォーラム メンバー(2017〜)、
    水産庁 太平洋広域漁業調整委員会 委員(2018〜)。

10:00-11:30
基調講演
1-1

【軌跡】日本・アジア圏のムーブメント:これまでの軌跡を辿り2030年への道筋を描く - 第1章

SPEAKER

  • テレサ・イッシュ

    ウォルトンファミリー財団
    環境部門
    シニア・プログラム・オフィサー

    ウォルトンファミリー財団
    環境部門
    シニア・プログラム・オフィサー

    テレサ・イッシュ

    テレサは、漁業を適切な管理下に置き、最大の水産物市場の影響力を利用することで生態系を守り、経済的に繁栄した沿岸地域社会を築くことを目指す財団のオーシャン・イニシアチブを担当。
    財団入職前は、環境防衛基金(Environmental Defense Fund)で企業パートナーシッププログラムの水産物プロジェクトマネージャーを務め、主要な水産物バイヤーと協力して持続可能な水産物購買方針の策定と実施を手掛けた。また、初期のサステナブル・シーフード・ムーブメントを主導したFishWiseを共同創設し、役員を務めた。
    カリフォルニア大学サンタクルーズ校で海洋科学の修士号と、環境学および海洋生物学の共同学士号を取得。現在はハーバード・エクステンションスクールでコーポレート・ファイナンスの資格認定取得を目指している。

  • ルパート・ハウズ

    MSC(海洋管理協議会)
    CEO

    MSC(海洋管理協議会)
    CEO

    ルパート・ハウズ

    ルパート・ハウズは2004年10月からMSC(海洋管理協議会)の最高責任者を務めている。MSC入職前は、英国を本拠地とする持続可能な開発組織「フォーラム・フォー・ザ・フューチャー」にて、持続可能な経済プログラム担当ディレクターを務めていた。「フォーラム・フォー・ザ・フューチャー」は各方面に影響力を持つ組織で、企業や資本市場、政府などと連携し、より持続可能な生活様式への移行を推進している。それ以前には、サセックス大学の科学政策研究ユニット(SPRU)の上席研究員や国際環境開発研究所(IIED)の研究責任者を務めた経験も持つ。
    ルパートは、持続可能な漁業を推進する取り組みにおいて国際的によく知られている。2014年に、持続可能な社会イノベーションにおけるリーダーたちを表彰する「シュワブ財団社会起業家賞」を受賞。2009年には、自然保護と持続可能な開発に多大な個人的貢献を果たした個人を表彰するWWF(世界自然保護基金)の「リビング・プラネット・リーダー賞」を受賞した。また、2007年には、MSCを世界有数の漁業認証およびエコラベルプログラムとして確立した功績が評価され、「スコール社会起業家賞」も受賞している。
    ルパートは、サセックス大学にて経済学の学士号(優等)を、インペリアル・カレッジ・ロンドンで環境技術学の修士号を取得している。また、1999年には、KPMGで公認会計士(ICAEW:英国勅許会計士)の資格も取得している。

12:00-13:30
パネルセッション
1-2

【市場】日本・アジア圏の水産市場を、過剰漁業及び環境破壊のリスクから守る:環境デュー・デリジェンス・アプローチとサプライヤーとの連携

持続可能な調達計画を進める企業では、認証制度を柱にさまざまなツールを導入することで水産物の持続可能性を担保しています。一方で、世界的な過剰漁獲や海洋環境の破壊リスクの軽減に企業の調達行動が貢献するためには中長期的な視点に立ち、多様なステークホルダーとの協働のもとで実効性ある取り組みを加速させることも期待されています。このセッションでは、水産業における環境デューデリジェンスを検討するうえで、認証制度に加えてマーケットで活用されているレーティングや自社監査、改善プロジェクトがどのような機能を果たすのかを探ります。

SPEAKER

14:30-16:00
パネルセッション
1-3

【市場】日本・アジア圏の水産市場を、IUU漁業由来リスクから守る:相互運用可能なフルチェーン・トレーサビリティの確立と透明性の確保

サプライチェーンからのIUU漁業の排除は国際的な水産業の共通の課題です。これまで国や地域による法制度の確立や企業によるトレーサビリティ導入など多くの対策が整ってきていますが、新たな課題として相互運用可能なトレーサビリティの仕組みの必要性や海上を含めたサプライチェーン全体での透明性を高めるための議論が国際社会では進みつつあります。そこで本セッション(パネル)では、将来的に必要とされるトレーサビリティのシステムのあり方、および相互運用の実現、透明性の確保、情報の精査という課題について、企業と行政の役割を確認しながら議論を進めます。

SPEAKER

  • ロバート・ジョンソン

    ザ・ネイチャー・コンサーバンシー
    コーポレート・エンゲージメント
    シニア・コーポレート・エンゲージメント・アドバイザー、フィッシャリーズ & アクアカルチャー

    ザ・ネイチャー・コンサーバンシー
    コーポレート・エンゲージメント
    シニア・コーポレート・エンゲージメント・アドバイザー、フィッシャリーズ & アクアカルチャー

    ロバート・ジョンソン

    ロブ・ジョンソンは、ザ・ネイチャー・コンサーヴァンシー(TNC)の漁業・水産養殖部門のシニア・エンゲージメント・アドバイザーを務めています。ロブは、水産物の持続可能性に精通した専門家で、ビジネスパートナーの統率、市場ベースでの持続可能な水産物プログラムの開発、業界の調達・サプライチェーン管理といった、幅広いバックグラウンドを保有している。レジリエンスの向上、システムの統一、根本的な変革に狙いを定め、市場の多様なツールを駆使して、環境の持続可能性と社会的・経済的責任を追及してきた。

    ストックホルム大学で天然資源・生態系管理の理学修士号を取得したロブは、シーパクトのマネージング・ディレクター、シーチョイスのアトランティック・カナダのリーダーを務め、独自にコンサルタント業務も営む。さらに、高度な交渉・調停、統合した組織の協力的連携、ステークホルダーへのはたらきかけに関する経験を有し、セクター全体の有意義な変革のために、集団的な行動によるコラボレーションと競争の推進を強く提唱している。

  • ウージン・チャン

    エンヴァイラメンタル・ジャスティス・ファンデーション(EJF)
    韓国オフィス
    シニア・キャンペーナー

    エンヴァイラメンタル・ジャスティス・ファンデーション(EJF)
    韓国オフィス
    シニア・キャンペーナー

    ウージン・チャン

    ウージンは、エンヴァイラメンタル・ジャスティス・ファンデーション(EJF)で韓国における漁業分野の透明性、トレーサビリティ、人権保護を改善する運動をけん引している。

    海洋水産部で6年間勤務し、水産業の関税交渉や経済協力に貢献した後に、港湾開発援助プログラムマネージャーを担当し、アジア、太平洋、アフリカで海洋水産部の港湾建設援助プログラムを担当する。以前は、海上安全保障を目的とした韓国・米国海軍間の機密情報連携に従事する海軍士官を務めた経験を持つ。

16:30-18:00
パネルセッション
1-4

【市場】日本・アジア圏の水産市場を、人権侵害関連リスクから守る:人権デュー・デリジェンスの実効性

日本やアジア圏でも、近年、人権デューディジェンスの議論が深まりつつあります。国内でもすでに企業の仕組みとして体制を整えるケースが生まれています。しかし、監査やリスクアセスメントによって指摘された課題に対する改善、是正、救済措置の議論はまだまだ発展途上です。そこで本セッション(パネル)では、現場でも問題やリスク軽減に実効性を持ちうるサプライチェーンを通じた改善や是正・救済措置について議論し、さらに「ワーカードリブン」の社会的責任のあり方について探ります。

SPEAKER

  • 長岡 隼平

    西村あさひ法律事務所・外国法共同事業
    弁護士
    アソシエイト

    西村あさひ法律事務所・外国法共同事業
    弁護士
    アソシエイト

    長岡 隼平

    「ビジネスと人権」の世界的権威であるデンマーク人権研究所において60社を超える先進的な多国籍企業とのエンゲージメントに基づき金融・ICT・建設・ファッション・エネルギー・物流・製薬・食品等の多様な産業における方針策定・人権影響評価・開示・救済等の様々なプロセスの実践手法を研究した経験と、ビジネスロイヤーとして東南アジアに現地駐在し日本企業のサプライチェーンに関する法的問題の解決を現場で支援した実績をもとに、日本企業が国内外の自社・グループ会社のオペレーション並びにバリューチェーンの上流・下流に関して国際的な基準に従って人権デューディリジェンスを実施する上での実務的なアプローチを提案する。

    欧州の国内人権機関でのプラクティスに加え、日米両国での人権NGOにおける執務や米国留学時の研究活動(国際人権法専攻)において培った人権・サステナビリティに関する多角的な視点とグローバルなネットワークに基づき、日本企業による多様なステークホルダーとの直接の意味のある対話・エンゲージメントを促進し、労働者の権利に限られないフル・レンジの人権を、上流だけではないフル・バリューチェーンで尊重する企業の取組みをサポートする。企業等に向けた人権デューディリジェンスに関するセミナーや社内研修、自社バリューチェーンを分析するためのワークショップ等に関するご依頼にも対応した実績がある。

  • 佐藤 真理

    株式会社ニチレイ
    サステナビリティ戦略部
    部長

    株式会社ニチレイ
    サステナビリティ戦略部
    部長

    佐藤 真理

    2018年まで株式会社ニチレイフレッシュ経営企画部に在籍。2019年より持株会社である株式会社ニチレイでサステナビリテイ経営推進体制の立ち上げおよびグループのサステナビリテイ戦略立案・実行を担う。2030年までのグループマテリアリティ施策の1つに人権デューデリジェンスの実施を定め、取り組みを実施中。

18:15-19:45

開催10回記念レセプションパーティ

DAY2
10.9(水)
10:00-18:00
10:00-11:30
基調講演
2-1

【軌跡】日本・アジア圏のムーブメント:これまでの軌跡を辿り2030年への道筋を描く - 第2章

SPEAKER

  • サラ・ホーガン

    デビッド・アンド・ルシール・パッカード財団
    オーシャン・イニシアチブ、暫定ディレクター兼プログラム・オフィサー

    デビッド・アンド・ルシール・パッカード財団
    オーシャン・イニシアチブ、暫定ディレクター兼プログラム・オフィサー

    サラ・ホーガン

    サラ・ホーガンは、現在および将来の人と自然のために海洋生態系を保護・復元することを目的とした10年間のイニシアティブである、パッカード財団のオーシャン・イニシアティブの暫定オーシャン・ディレクターである。
    サラ・ホーガンはまた、同財団のグローバル漁業ポートフォリオのプログラム・オフィサーでもあり、漁業者と漁業労働者が安定した生活、適正な仕事、食料安全保障を確保し、水産物セクターにおけるIUU漁業と人権侵害をなくし、より公平で持続可能な水産物セクターを強化するために、政策、慣行、インセンティブを転換するための活動を支援している。
    サラは2007年よりパッカード財団に勤務。

  • 森 健

    水産庁
    長官

    水産庁
    長官

    森 健

    昭和62年(1987年)に農林水産省に入省し、水産庁漁政部企画課長、水産庁漁政部長、畜産局長、消費・安全局長を歴任し、令和5年7月より現職に就く。

12:00-13:30
パネルセッション
2-2

【生産】日本の水産業はどこに向かうのか

水産資源の持続的活用を目的に新漁業法が施行されて5年。海洋環境が激変する中で、日本の水産資源・水産業・地域社会に見えてきた課題と復興の兆しとは。海洋環境、資源管理、漁業・漁村の持続可能性、透明性の追求などをキーワードに、2030年への道筋を描きます。

SPEAKER

  • 花岡 和佳男

    株式会社シーフードレガシー
    創立者/代表取締役社長

    株式会社シーフードレガシー
    創立者/代表取締役社長

    花岡 和佳男

    フロリダの大学にて海洋環境学及び海洋生物学を専攻。卒業後、モルディブ及びマレーシアにて海洋環境保全事業に従事し、2007年より国際環境NGO日本支部でサステナブルシーフード・プロジェクトを企画・始動・牽引。独立後、2015年7月に東京で株式会社シーフードレガシーを創立し、CEOに就任。「海の自然・社会・経済の繋がりを象徴する水産物(シーフード)を、豊かな状態で未来世代に継ぐ(レガシー)」ことをパーパスに、環境持続性及び社会的責任が追求された水産物をアジア圏における水産流通の主流にすべく、国内外の水産業界・金融機関・政府・NGO・アカデミア・メディア等の多様なステークホルダーをつなぎ、システム・シフトに取り組んでいる。
    世界経済フォーラム Friends of Ocean Action メンバー(2021〜)、Global Fisheries Transparency Coalition 運営理事(2022〜)、
    IUU漁業対策フォーラム メンバー(2017〜)、
    水産庁 太平洋広域漁業調整委員会 委員(2018〜)。

14:30-16:00
パネルセッション
2-3

【生産】日本・アジア圏の漁業・養殖業で、ネイチャーポジティブの実現と国際食料安全保障に貢献する:IUU漁業と労働者人権侵害の撲滅

IUU漁業由来水産物の市場流入阻止を目的とする法律がアジア圏で初めて日本で施行されて2年。日本・アジア圏の水産市場は、真っ当な水産従事者を不当な価格競争から守れているか。サプライチェーンにおける労働者の人権を守れているか。国際需要に適う生産体制をデザインすべく、日本・アジア圏を含む、世界のIUU漁業対策及び人権侵害対策の現状と行方を把握します。

16:30-18:00
パネルセッション
2-4

【生産】成長するサステナブルシーフード市場に参入するための生産・加工・輸出体制を、日本・アジア圏で構築する

環境持続性の担保や社会的責任の追求は、世界規模で成長する水産市場への参入条件になりつつあります。この成長市場に参入すべく、日本・アジア圏における、責任ある生産・加工・輸出の体制構築について議論します。

SPEAKER

  • マイケル・マクニコラス

    カリナリー・コラボレーションズLLC
    マネージング・ディレクター/CEO

    カリナリー・コラボレーションズLLC
    マネージング・ディレクター/CEO

    マイケル・マクニコラス

    マイケルは、食を通じて社会を豊かにすることを目指す情熱的なスペシャリストたちの会社であるカリナリー・コラボレーションズLLCの創設者兼CEOである。
    CCLにとって日本は水産物食材の最も重要な供給源であり、年間2,000万ドル以上を輸入している。
    食の安全に対するマイケルの揺るぎない取り組みは、CCLでのリーダーシップに表れている。彼の指導の下、CCLはGFSI認証とMSC/ASC加工流通過程認証を取得した。彼の献身的な努力は、日本のサプライチェーンにGFSIおよびGSSI認証の取得を促すものとなり、製品が北米市場で認められる最高の安全性と品質基準を満たすことを実現した。
    マイケルは、グローバル・ダイアログ・オン・シーフード・トレーサビリティ(GDST)の理事長を務める。また、北米で急成長する寿司業界のニーズに対応するため、2023年に設立された基礎研究段階の組織である全米漁業協会のスシ・カウンセルの創設会長でもある。

  • フランシスコ・アルドン

    マリン・トラスト
    CEO

    マリン・トラスト
    CEO

    フランシスコ・アルドン

    フランシスコは、IFFO(The Marine Ingredients Organisation)内における初期の発展から、2020年のCEO就任にいたるまで、海産原料の主要認証プログラムであるマリン・トラストとともに歩んできた。食料分野で15年以上の経験があり、海産原料を専門とする彼には、海産原料のサプライチェーンにおける「責任ある調達」、「持続可能な生産慣行」、「デジタルトレーサビリティ」に関する無類の専門知識がある。こういった専門知識を有することから、グローバル・ダイアログ・オン・シーフード・トレーサビリティ(GDST)監査委員会に参加するとともに、GSA水産物加工基準を策定する技術委員会にもその名を連ねた。フランシスコは2014年以降、マリン・トラスト改善プログラムを通じて、東南アジアとラテンアメリカにおける「縮小に向かう漁業」にも重点的に取り組んでおり、その結果、以前は苦境にあった漁業に法的レベルで前向きな変化がもたらされている。これらすべては、世界にとって不可欠で持続可能な栄養源としての海産原料の未来を確固たるものにするという、彼の全体的な使命の一環といえる。
    フランシスコは、ペルーのラ・モリーナ国立農業大学(UNALM)で水産工学の修士号を取得し、ロンドン大学クイーン・メアリーで海洋生態学および環境管理の修士号を取得している。

  • 久米 尚

    あづまフーズ株式会社
    販売事業本部 東京支店
    支店長

    あづまフーズ株式会社
    販売事業本部 東京支店
    支店長

    久米 尚

    1998年米国あづまフーズ入社。米国での営業経験を経て日本本社海外事業部に転籍、東南アジア地域を担当する。市場開拓当初はゼロベースで開発に取り組み、モノづくりの前提となる原料ソースの重要さを肌で感じる。現在では、培った海外販売経験を国内市場へフィードバックすることを心がけている。

  • マンディ・ウォン

    香港サステナブル・シーフード・コアリション
    事務局

    香港サステナブル・シーフード・コアリション
    事務局

    マンディ・ウォン

    マンディは、業界を主導する香港サステナブル・シーフード連合の事務局を務めるとともに、ADMキャピタル財団が展開する消費者向け持続可能シーフード推進プログラム「Choose Right Today」の運営を担当している。グラスゴー大学で海洋・淡水生物学の学士号を取得し、その後香港大学で環境管理の修士課程を専攻した。現在は、企業や一般消費者に向けて水産物の持続可能性を普及させ、地域市場での持続可能な水産物の主流化に取り組んでいる。

    また、市場調査や教育活動を通じて海洋保護にも尽力している。世界的なシーフード貿易の中心地である香港で育ったマンディは、世界各地の多様なシーフードに触れる貴重な機会に恵まれた。シーフードを楽しむだけでなく、海洋生物や資源の重要性も深く認識している。マンディは、水産物の持続可能性を実現するには一人ひとりが重要な役割を担うと考えている。

  • 浅海 茂

    古野電気株式会社
    舶用機器事業部 養殖支援事業推進室
    室長

    古野電気株式会社
    舶用機器事業部 養殖支援事業推進室
    室長

    浅海 茂

    1990年、古野電気(株)に入社。技術サービスのフィールドエンジニアとして国内外の市場を飛び回る。その後、営業職、商品企画職を経て、2021年から現職。

DAY3
10.10(木)
10:00-18:15
10:00-11:30
基調講演
3-1

【軌跡】日本・アジア圏のムーブメント:これまでの軌跡を辿り2030年への道筋を描く - 第3章

SPEAKER

  • トム・ピケレル

    世界資源研究所
    オーシャン・プログラム
    グローバル・ディレクター

    世界資源研究所
    オーシャン・プログラム
    グローバル・ディレクター

    トム・ピケレル

    トム・ピカレル博士は、漁業や水産養殖、気候変動の影響、政策開発など、海洋の持続可能性に関する20年以上の経験を持つ海洋生物学者だ。
    トムは、第三セクター(ピュー研究所、WWF-UK、持続可能な漁業パートナーシップ、モントレーベイ水族館のシーフードウォッチプログラムなど)で様々な役職を歴任しており、英国政府で働いた経験と、マグロ漁と遠洋漁業に関して競合同士が協力して行う事前基礎研究2案件に携わった経験を有する。
    トムは海洋生物学の学位、解析生物学の修士号、および貝類の遺伝学の博士号を有している。

  • クリス・ニネス

    水産養殖管理協議会(ASC)
    CEO

    水産養殖管理協議会(ASC)
    CEO

    クリス・ニネス

    クリスは、2011年に水産養殖管理協議会(ASC)のCEOに任命され、責任ある水産物のための基準をASCが打ち出し続ける中、認証ラベルの世界的な成長と認知を推進してきた。
    また、海洋生物学と漁業管理の資格に加え、近海での漁師の経験や、業界をリードする組織でのCEOや会長の役職など、水産業界で豊富な経験を持っている。
    クリスは、グローバル・シュリンプ・フォーラム財団の議長であり、認証と格付けの協同に関する運営委員会の委員長でもある。それぞれ2021年と2015年の設立以来、その役職に就いている。
    ISEAL理事会では6年間議長を務めたが、今年退任する。世界経済フォーラムのプログラムであるブルー・フーズ・パートナーシップ・イニシアチブにも引き続き関与しており、イニシアチブの水産養殖ロードマップを作成した技術作業部会の会長を務めた。
    ASCに加わる前は、2006年から2011年まで海洋管理協議会(MSC)のCEO代理兼業務部長を務め、MSCの技術的および商業的業務の拡大を主導した。
    2003年から2006年までMRAGアメリカズの副社長を務め、1996年から2002年までMRAG Ltdのテクニカルディレクターを務めた。1983年から2002年まで英国の国際開発省に勤務し、アフリカとカリブ海諸国の水産業開発問題について助言を行った。

12:00-13:30
パネルセッション
3-2

【金融】水産業の持続的成長産業化にESG投融資を呼び込む:環境や人権におけるデューデリジェンス体制の構築とディスクロージャーの動き

日本でも、水産分野の責任投資やサステナビリティファイナンスが活性化の兆しを見せています。世界の先進金融機関がいま水産事業会社に求めているデューデリジェンスやディスクロージャーの形を知り、日本・アジア圏における水産業の持続的成長産業化に必要な資金調達について議論します。

14:30-16:00
パネルセッション
3-3

【金融】ブルーファイナンス:金融機関による水産企業群へのエンゲージメント

世界の水産業界は依然として、過剰漁業、IUU漁業、労働者の人権侵害、生物多様性の損失など、責任あるビジネスを脅かすリスクを幾つも抱えています。このセッションではTSSS2023に続き、これらの課題解決に取り組む投資家のエンゲージメントや共同エンゲージメントに焦点を当て、日本・アジア圏における金融機関と水産事業会社の連携の形について議論します。

16:30-18:00
パネルセッション
3-4

【設計】総括:2030年目標「サステナブルシーフードを水産流通の主流に」への道筋を描く

地球規模の深刻な食糧不足を迎える中、サステナブルシーフードに希望の光が照らされています。海の生態系や水産資源は全人類の財産であり、未来世代からの借り物であるという基本に立ち返り、水産業でネイチャーポジティブを実現するために必要な、日本・アジア圏におけるマルチステークホルダー連携の未来モデルをデザインします。

SPEAKER

  • 宮原正典

    農林水産省顧問
    よろず水産相談室afc.masa代表

    農林水産省顧問
    よろず水産相談室afc.masa代表

    宮原正典

    水産庁に37年勤務し2014年に退職し、その後水産研究・教育機構理事長として7年間勤務し、2021年に退職。
    20代の終わりに米国デューク大学に留学した後、多くの国際交渉に従事し、特にクロマグロ関係の国際会議で議長を務めるなど活躍、現在も中西部太平洋マグロ類保存委員会の太平洋クロマグロを担当する北委員会議長を務めている。また東日本大震災の発生から水産庁の復興チームのリーダーとして、救援活動から水産業復興まで一貫して働いた。
    現在は、afc.masa代表として、水産業に関わる様々な問題の相談に乗るため国内外を飛び回り活動している。

  • 花岡 和佳男

    株式会社シーフードレガシー
    創立者/代表取締役社長

    株式会社シーフードレガシー
    創立者/代表取締役社長

    花岡 和佳男

    フロリダの大学にて海洋環境学及び海洋生物学を専攻。卒業後、モルディブ及びマレーシアにて海洋環境保全事業に従事し、2007年より国際環境NGO日本支部でサステナブルシーフード・プロジェクトを企画・始動・牽引。独立後、2015年7月に東京で株式会社シーフードレガシーを創立し、CEOに就任。「海の自然・社会・経済の繋がりを象徴する水産物(シーフード)を、豊かな状態で未来世代に継ぐ(レガシー)」ことをパーパスに、環境持続性及び社会的責任が追求された水産物をアジア圏における水産流通の主流にすべく、国内外の水産業界・金融機関・政府・NGO・アカデミア・メディア等の多様なステークホルダーをつなぎ、システム・シフトに取り組んでいる。
    世界経済フォーラム Friends of Ocean Action メンバー(2021〜)、Global Fisheries Transparency Coalition 運営理事(2022〜)、
    IUU漁業対策フォーラム メンバー(2017〜)、
    水産庁 太平洋広域漁業調整委員会 委員(2018〜)。

  • フェンジー・チェン

    一般財団法人EDFジャパン
    クライメート・レジリエント・フィッシャリーズ&オーシャンズ、ジャパン
    上席マネージャー・部門代表

    一般財団法人EDFジャパン
    クライメート・レジリエント・フィッシャリーズ&オーシャンズ、ジャパン
    上席マネージャー・部門代表

    フェンジー・チェン

    EDFジャパン水産・海洋チームで上席マネージャー兼部門代表を務めるフェンジーは、NGOや政府機関、漁業関係者、研究機関と連携し、日本における持続可能な漁業や漁業改革の実施に向けた課題を特定するとともに、これを克服するための取り組みを行っている。さらに、国境の垣根を超えた対話を促進するとともに、特に現場レベルでの科学的理解を深める活動を行い、国内外で得られた教訓やベストプラクティスを適用することで、地元の漁業関係者と直接連携し、気候変動にうまく適応できる漁業管理の構築を目指している。フェンジーは、EDFジャパン 水産・海洋チームの業務を常日頃から監督しつつ、EDF本部(アメリカ)と連絡を密に取り合い、EDFジャパンと本部間の緊密なコミュニケーションを維持している。EDFジャパン参画前は、オーシャン・アウトカムズ(O2)にて5年以上勤務し、北アジア(主に中国、台湾、日本)における漁業改善や水産物の持続可能性評価に重点的に取り組んでいた。また、海洋管理協議会(MSC)認定の技術者および監査人も務めている。

  • 八木田 耕平

    株式会社セブン-イレブン・ジャパン
    商品本部 米飯・麺類部
    チーフマーチャンダイザー

    株式会社セブン-イレブン・ジャパン
    商品本部 米飯・麺類部
    チーフマーチャンダイザー

    八木田 耕平

    2005年セブン-イレブン・ジャパン入社。店舗経営コンサルタントを経て2013年より商品部所属。水産原材料調達、商品本部内の環境対策を担当し、2021年よりセブン&アイHLDGsの環境部会プラスチック対策サブリーダーに就任。現在は主力商品群である米飯・麺類カテゴリーのチーフマーチャンダイザーを務める。

18:00-18:15

閉会挨拶

SPEAKER

  • 花岡 和佳男

    株式会社シーフードレガシー
    創立者/代表取締役社長

    株式会社シーフードレガシー
    創立者/代表取締役社長

    花岡 和佳男

    フロリダの大学にて海洋環境学及び海洋生物学を専攻。卒業後、モルディブ及びマレーシアにて海洋環境保全事業に従事し、2007年より国際環境NGO日本支部でサステナブルシーフード・プロジェクトを企画・始動・牽引。独立後、2015年7月に東京で株式会社シーフードレガシーを創立し、CEOに就任。「海の自然・社会・経済の繋がりを象徴する水産物(シーフード)を、豊かな状態で未来世代に継ぐ(レガシー)」ことをパーパスに、環境持続性及び社会的責任が追求された水産物をアジア圏における水産流通の主流にすべく、国内外の水産業界・金融機関・政府・NGO・アカデミア・メディア等の多様なステークホルダーをつなぎ、システム・シフトに取り組んでいる。
    世界経済フォーラム Friends of Ocean Action メンバー(2021〜)、Global Fisheries Transparency Coalition 運営理事(2022〜)、
    IUU漁業対策フォーラム メンバー(2017〜)、
    水産庁 太平洋広域漁業調整委員会 委員(2018〜)。

主催
共催