世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance)はアメリカ合衆国ニューハンプシャー州に本部を置く国際非営利団体です。
教育、政策提言、認証などを通して、責任ある水産物の推進を行っています。
養殖水産物にはBAP認証、天然水産物にはBSP認証を通じて完全なサプライチェーンを提供します。
弊団体はアメリカ合衆国ニューハンプシャー州に本部を置き、13カ国以上に現地スタッフを配置し、各地域での皆様の責任ある水産物への取り組みをサポート致します。
養殖水産物を対象としたBAP認証は養殖の生産現場全体を段階的に確認します。
ふ化場、飼料工場、養殖場、加工工場に基準が設けられております。基準の中には食品安全、環境への責任、社会への責任、動物の健康と福祉に関しての項目が設けられております。
39の生産国、29魚種、生産量は250万トン以上、さらに世界中のマーケット(北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アフリカなど)で展開をしております。
天然水産物を対象としたBSP認証は漁業が正しく管理されていること、漁船上での人権侵害の恐れが無いことを保証します。加工工場基準はBAP認証の加工工場基準と同一です。28の漁船、34の加工工場、マーケットは主に欧州と北米の企業を中心に広がりをみせております。
各企業様の要望に沿う形でのご提案をさせて頂きます。
気軽にご相談下さい。
https://www.globalseafood.org/about-gsa/
ASC(水産養殖管理協議会)は2010年に設立した国際非営利団体で、環境と社会に配慮した責任ある養殖業の普及を目的とするASC認証を運営しています。
ASCは、養殖業者、加工業者、小売業者、飲食サービス業者、科学者、環境NGOおよび消費者などと協力して、次のような取り組みを行っています。
• ASC養殖認証制度とASC認証ラベルを通じて、責任ある養殖を認定し、その実施を支えること
• 水産物の購入時に環境的・社会的にベストな選択をするよう奨励すること
• 水産物市場の持続可能性に向けての変革に寄与すること
現在では、40カ国以上でASC養殖場認証が取得され、そうした責任ある養殖業で生産されたASC認証商品は90カ国以上で販売されています。
今後、水産業においての世界トレンドであり、栄養価の高いタンパク質の提供源でもある養殖業ですが、様々な課題が健在しています。
具体的には、環境面での生態系の劣化及び破壊、生物多様性の喪失。社会面では、労働者や地域社会が有する権利の悪用、不平等と差別、強制労働などです。
環境的および社会的責任は、ASCのプログラムの土台となる中心的な柱ですが、責任ある養殖に関するASC基準は、重大な環境的および社会的影響に効果的に対処するため、以下の必須要件を備えた7つの基本原則を中心に構成されています。
ASCの7原則
* 国および地域の法律および規制への準拠
* 自然生息地、地域の生物多様性および生態系の保全
* 野生個体群の多様性の維持
* 水資源および水質の保全
* 飼料およびその他の資源の責任ある利用
* 適切な魚病管理、抗生物質や化学物質の管理と責任ある使用
* 地域社会に対する責任と適切な労働環境
経済的、社会的、環境的に責任のある方法で行われる水産養殖は、長期的な食料の確保および栄養の摂取、そして、健全な生態系の維持に役立ち、あらゆる人々、特に最貧層の人々の生活水準を向上させます。
ASCジャパンには、養殖業者、企業、メディア等、専門分野のスタッフがおります。そもそも、ASC認証とはどのような仕組みなのか?国内外のASC認証の広がりは?ASC認証を活用した企業の取り組みとは?など、様々な立場の方が抱くASCに対しての疑問について話し合いができる、生産的な場にしたいと思っております。この機会に是非、ASCジャパンのブースにアクセスしてみて下さい。皆様とお会いできることを楽しみにしております。
MELは日本発の水産エコラベル認証制度です。FAOのガイドラインに準拠した規格により、水産資源の持続性や環境に配慮した生産者(漁業・養殖業)を認証します。また、その水産物を取り扱う加工業者や流通業者も認証を取得することで、
製品にMELマークを付けて消費者に届けることができる仕組みです。2019年に世界水産物持続性イニシアチブ(GSSI)の国際承認を受けました。
MELの認証取得事業者は、認証審査機関の厳しい審査を毎年受けることで、第三者からの評価を得て自身の取組みを継続的に改善しており、これは社会や消費者からの信用を得ることにもつながっております。
MELのマークの付いた認証水産物を積極的に選ぶことで、生産者と消費者がともに環境や生態系を守りながら資源を持続的に利用し、SDGsの目標14番や目標12番の達成に貢献することができます。
多様性に恵まれた豊かな海に囲まれる日本の特徴を反映した、「日本発の世界に認められる水産エコラベル」として、水産業や魚食文化の持続的な発展につながり、社会のお役に立てるMELを目指しております。
MELは日本発の水産エコラベル認証制度です。FAOのガイドラインに準拠した規格により、水産資源の持続性や環境に配慮した生産者(漁業・養殖業)を認証します。2019年に世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)の国際承認を受けました。多様性に恵まれた豊かな海に囲まれる日本の特徴を反映した、 世界に認められる水産エコラベルとして、水産業や魚食文化の持続的な発展につながり、社会のお役に立てるMELを目指しております。
GLOBALG.A.P.は、ドイツのケルンを本拠とするFoodPLUS GmbHが、生産者や小売業者など食品業界全体の関係者の協力を得て開発した責任ある「農業・水産養殖業」を保証する認証のブランドです。
▼GLOBALG.A.P.の水産養殖認証
水産養殖のための規格は、責任ある養殖業を実践するための明確な原則と基準を定義したグローバルスタンダードです。網羅的なアプローチを採用し、以下の6つの主要テーマを通して養殖場の管理改善、運営の効率化、環境保全、国際市場への参入を可能にするように設計されています。
1. 食品安全
2. 動物の健康と福祉
3. 環境の持続可能性
4. 法遵守、管理、トレーサビリティー
5. 生産工程
6. 労働安全衛生
GLOBALG.A.P.の水産養殖の規格は、孵化場、稚魚、餌、養殖、漁獲、輸送まで生産工程の全体を対象としています。
▼業界からの評価
GLOBALG.A.P.の水産養殖の規格は20年近く運用されており、現在、GLOBALG.A.P.の規格に則った生産工程を経て出荷される養殖水産物は世界で年間250万トンを超えています。
GLOBALG.A.P.の水産養殖の規格は、魚類、甲殻類、軟体動物、海藻を含めた養殖されるすべての水産種に対応するよう設計されています。また、養殖場レベルでは、食品安全の国際基準を設定するGFSIが認める唯一の水産養殖認証の規格であり、GSSIにも認められています。
▼GGNラベル – GLOBALG.A.P.の規格に基づく消費者向けラベル
GGNラベルは、認証された責任ある農業・水産業とサプライチェーンの透明性を示すラベルです。GGNラベルは、包装された商品とバラ売りの商品の両方に表示することができます。このラベルは、消費者に対して、商品がGLOBALG.A.P.の規格に基づく認証された責任あるやり方で生産されたことを、高い信頼性とともに示すものです。
GGNラベルの対象は、養殖水産物、果物、野菜、花卉で、13桁の識別番号とともに表示されます。消費者はこの識別番号をもとに、GGNポータルサイト(www.ggn.org)を通して商品の生産地を確認することができます。
GLOBALG.A.P.は、責任ある農業・水産養殖業を保証する認証です。日本では農業の認証として知られることが多いかもしれませんが、水産養殖の分野でも世界で広く活用いただいています。GLOBALG.A.P.認証を取得した養殖場で生産される水産物は世界で年間260万トンを超えます。水産養殖の規格はGSSIおよびGFSIに承認されています。
2021年にスタートしたGGNラベルは、商品に表示でき、その商品が認証された責任あるやり方で生産されたことを、高い信頼性とともに示すものです。
GLOBALG.A.P.は、責任ある持続可能な水産物の提供もしくは調達をお考えの企業に役立つソリューションを提供します。
シーフードレガシーは、水産関連企業、生産者、NGO・社会起業家の、サステナブル・シーフードに関する取り組みをサポートします。多様なステークホルダーが共通課題の解決に取り組む非競争連携プラットフォームをデザインし、日本特有の環境に合わせつつも国際基準に適った地域解決策をご提供します。 今回のブースでは認証水産物に特化したサステナブルシーフードカタログを展示させていただきます。
国内で入手可能な認証物をメインに掲載するサステナブルシーフードカタログを立ち上げました。サステナブルな水産品を求めるバイヤーの方とサステナブルな水産アイテムの販売先を求めるサプライヤー企業の方の橋渡しをすることで日本のサステナブルシーフードの流通量を増やし、マーケット全体のサステナビリティを向上、推進させていきます。